アパレル店舗はデジタルサイネージと相性がいい!導入のメリットや活用ポイントとは

昨今、さまざまな場所で導入が進むデジタルサイネージは、アパレル店舗との相性も良いことをご存じでしょうか。ただし、導入時には気を付けたいポイントもあり、メリットを得るためにも活用ポイントを事前によく確認しておきましょう。
今回は、アパレル店舗でのデジタルサイネージの導入のメリットやポイント、実例を紹介します。アパレル店舗でデジタルサイネージの導入を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
INDEX
デジタルサイネージを店舗に導入するメリット
最初に、デジタルサイネージを店舗に導入するメリットを紹介します。
顧客獲得につながる
デジタルサイネージの特徴として、視認性の高さが挙げられます。視認性に優れていることで、注目度が上がるため、店舗への誘導が期待できるでしょう。プロモーションや店舗の方針に関する映像を流せば、プランディングにも役立ちます。商品の紹介やセール情報など、顧客に興味を持たせられるような情報を入れることで、高い宣伝効果が得られるでしょう。
紙媒体の掲示物や一般的な看板などでも宣伝効果はありますが、デジタルサイネージは本体が発光することや、動画や音声を流せることで、より高い宣伝効果が得られます。そのため、新規の顧客獲得がしやすい点がメリットであり、さらにリピーターの獲得にも役立つでしょう。
コストを抑えた施策管理
デジタルサイネージでは、1つの本体で複数のコンテンツを流すことができます。ランダムやリピート再生以外にも、時間帯に合わせて自動で配信コンテンツを切り替える設定などもあります。紙媒体など他の掲示物は、載せられる情報量が少なく、発信したい内容が複数ある場合は、必要に応じて掲示物の交換や貼り換えをしなければなりません。しかし、デジタルサイネージであれば、自動でコンテンツが更新できるため、掲示物の交換などの手間や費用を抑えられる点がメリットです。これまで、従業員が掲示物の対応をする時間が長かった場合は、従業員の負担を下げられる点もメリットといえるでしょう。
インバウンド対応も可能
インバウンド客が多い地域では、日本語以外に複数の言語によるコンテンツの需要が高くなっています。言語が分からないと、店舗や商品に興味を持たせることが難しいからです。インバウンド客への対応の可否によって利益が大きく異なるので、多言語対応できるコンテンツを配信できるデジタルサイネージは、高い効果を得られるでしょう。
宣伝以外にも売り場の案内など、需要が高い情報を入れるとより効果的です。
情報量の増加
紙媒体などは伝えたい情報の一部分しか入れることができません。多くの情報を詰め込み過ぎると、何を伝えたいのか分からなくなり、宣伝効果が下がってしまいます。
一方、動画コンテンツを流せるデジタルサイネージは、複数の情報を流すことができます。動画は複数の情報を入れることができるだけでなく、1台で複数のコンテンツを流すこともできるので、顧客に与える情報量を増やせる点がメリットです。
リアルタイムでの情報更新ができる
オンライン操作に対応したデジタルサイネージは、リアルタイムで情報更新ができます。よって、天候やイベントに合わせたコンテンツに変更することができ、必要に応じて臨機応変な対応がしやすい点もメリットです。オンラインで内容を更新ができるので、わざわざコンテンツを手動で変更する手間やコストもかかりません。また、万が一の際は災害情報などを流すこともできます。
デジタルサイネージをアパレル店舗で活用する際のポイント

デジタルサイネージをアパレル店舗で活用する際は、以下のポイントを意識しましょう。
競合他社との差別化をする
アパレル店舗では、競合他社でもデジタルサイネージを導入していることがあります。そのため、配信内容は独自性を意識することが大切です。配信内容を差別化することで、店舗の印象を残しやすくなり、新規顧客やリピーターの獲得にもつながります。ブランディングに沿って内容を考え、オリジナリティのあるコンテンツを制作しましょう。自社内での対応が難しい場合は、業者に依頼することもおすすめです。
ターゲット層を考える
ターゲット層によって、効果があるコンテンツ内容は異なります。そのため、店舗のコンセプトや対象となる客層にどのようなコンテンツが合うのかを考えて作成しましょう。インターネットの普及以降、以前にも増して流行の移り変わりが速くなったため、トレンドを重視しながらターゲット層を引き込めるようなコンテンツ内容を定期的に作成することが大切です。
SNSと連携させる
昨今、SNSの普及が進み、多くの人がSNSを利用しています。そのため、デジタルサイネージとSNSを連携させることで、おすすめコーディネートやトレンド商品を紹介する機会を得ることができます。さらに、クーポンの配布や店舗限定商品などの活用もしやすくなり、来店者数の増加や売り上げアップが期待できるでしょう。うまく工夫することで、オンラインと実店舗の両方で売上を伸ばすことができます。
また、できるだけ多くの人の目につく場所に設置することも大切です。
アパレル店舗でのデジタルサイネージ活用事例
最後に、アパレル店舗でのデジタルサイネージの活用事例を3つ紹介します。
新宿アルタの大型LEDビジョン広告
1つ目は、新宿のファッションビル「新宿アルタ」の大型デジタルサイネージを活用した、ファッションブランド「DoCLASSE(ドゥクラッセ)」の活用事例です。ビル出入口の上部にある屋外デジタルサイネージや、店舗内のレジ後ろなど、屋内外の両方にLEDビジョンを設置し、ブランドプロモーションを流しました。屋外の広告は通行人に対して、屋内の広告は顧客の購買意欲を掻き立てるといった、高い訴求効果を得る効果があります。さらに、ブランドプロモーション映像によるブランディング効果も期待できます。
オンラインサービスのデータ活用
アダストリアのブランドMIX型OMO型店舗「ドットエスティストア」の事例です。オンラインデータとクラウド型コンテンツ配信システムを連携させることによって、OMOを実現しました。デジタルサイネージでは、スタッフのコーディネート紹介の映像を流しており、QRコードを付けることでオンラインショップにも誘導できる仕組みになっています。そのため、実店舗とオンラインショップの両方で顧客を獲得できるように工夫されています。
海外の天候に合わせたコーディネート提案
これは海外の事例ですが、2017年にオランダ・アムステルダム発のアパレルブランド「Scotch & Soda(スコッチアンドソーダ)」が、屋外にデジタルサイネージを設置し、その場所とリアルタイムの天候を連携させたことがあります。この屋外広告は、リアルタイムの天気を反映し、その天候に合わせた最適なファッションコーディネートを提案しました。デジタルサイネージには、オンラインで使用できるタイプもあり、オンラインで取得できる情報をうまく活用した広告なのです。
まとめ
デジタルサイネージは、アパレル店舗との相性も良く、ブランドや店舗の差別化を図る際の手段としておすすめです。インターネット技術の発達により、オンライン型のデジタルサイネージでは、多くの情報を活用することができます。
これからデジタルサイネージの導入を考えるのであれば、ぜひデジタルサイネージの導入実績が豊富なヒビノグラフィックス株式会社にご相談ください。最適なご提案をさせていただきます。